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歯科医の歴史

人類が歯を抜いたり削ったりするのは、古くは旧石器時代から行われていた様です。

又、エジプトで発見された紀元前2000年~3000年頃のものと思われるミイラの歯には、金の詰め物がされていました。

ただこれ等は歯の治療が目的だったのか、それとも何か宗教上の儀式の様なものなのかは定かではありません。

現在判明している最も古い歯科医の歴史は紀元前750年頃の古代エジプトに始まります。

この時代の古代エジプトには既に歯科医という職業があって、歯の治療は歯科医が専門に行っていました。

その後紀元130年頃のローマでは虫歯などの治療に現在でも行われている金冠を被せたり、歯が無くなった部分を固定ブリッジで補うなどの治療が行われていた様です。

日本では大宝元年、大宝律令が定められた時代の医学書に「歯科」の記述があります。

近代的な歯科医療の幕が開いたのは1723年にフランスの外科医、ピエール・フォーシャルが発表した歯科治療に関する有名な論文です。

ただこの時代にはフランス全体でも歯科医と言われる医師は僅か30名程度で、当時の歯の治療は専門の歯科医以外の人間が多くを担っていました。

現代につながる歯科医学が発展したのは19世紀のアメリカで、麻酔を使った抜歯や歯の手術もアメリカから始まりました。

又、近代的な歯科専門の医学校が世界で初めて誕生したのもアメリカです。

その様な歴史もあって現在でもアメリカの歯科医療は、世界の最先端を走っています。

矯正歯科による歯列矯正もアメリカが一番盛んで、歯列矯正に関する新しい技術も主にアメリカで開発されています。

日本に近代的な歯科医学をもたらしたのも、江戸時代末期に来日したアメリカの歯科医が横浜に開いた歯科医院です。

ただこの時代の歯科治療は外科や内科などと同じ医科の一部とされていましたので、アメリカの歯科医は全て一般の医師としての資格も取得する必要がありました。

歯科がはっきり一般の医科と分かれ、独立したものになったのは20世紀になってからで、それ以降歯科医は他の医科とは別の資格になって現在に至っています。

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