外科矯正とは上下の顎の変形が著しく、通常の矯正装置を使う歯並びの矯正では歯列矯正の効果が上がらない時に、歯並びの矯正と共に顎の外科手術も併用する治療を言います。
この様に顎の状態が著しく変形している症状は「顎変形症」と呼ばれる病気です。
「顎が曲がっている」、「出っ歯や受け口が極端に大きい」、「口を閉じた時に奥歯が噛み合っていない」という様な方は顎変形症の可能性があります。
顎変形症の原因には遺伝的な要素も影響すると言われていますので、親が顎変形症の場合は子供も要注意ですね。
元々顎の形というのは長年の内に変形するので、誰でも多少の変形はあるものです。
ですから顎の変形がある方は皆が外科矯正を必要とするかと言えば、そんな事はありません。
多少顎変形症に類する症状があっても、ほとんどの方は矯正歯科による通常の歯列矯正の施術で治療出来ます。
診断の結果外科矯正が必要と判断された場合は、口腔外科の専門医と歯の矯正をする矯正歯科の専門医がタッグを組んで治療をする事になります。
通常の矯正歯科での歯列矯正と違ってかなり大掛かりな治療になりますので、施術を受ける方もそれなりの心構えが必要です。
外科矯正は「手術前の歯列矯正」、「顎の手術(骨切り術)」、「手術後の歯列矯正」、「経過観察」の順で行われます。
外科矯正の特徴は歯列矯正が術前、術後の2回に渡って行われる事ですが、術前の矯正は顎の骨切りを行った直後の骨格できちんと噛み合わせが出来る様にする為で、術後の矯正は骨格が安定するまでの歯列の微調整の為に行われます。
この様に外科矯正は最終的な歯列矯正が終わるまでにはかなり長期間の治療が必要で、当然外科手術を行う時は入院もする事になりますので、費用もかなり高額になります。
但し、外科矯正は「高度先進治療」として国に認められていますので、治療には健康保険が適用されます。
これが一般的な歯列矯正と外科矯正の大きく異なるところです。
健康保険が適用されるのは治療をする医療機関が、「自立指定医療指定医療機関」の認定を受けている必要がありますので確認が必要です。
健康保険が使える場合、手続きをすれば「高額医療費制度」が適用されますので、自己負担は最終的には80,100円だけになります。
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